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6.262017
他人の考えを否定しがちな人の心理
どうも塚田です。
自己肯定感が低いと他人の考えを否定しがちになる、ということと、「こいつにもいろいろ事情があるんだ」と考えるくせをつけるだけで自己肯定感が高まってくるという話を何度かしてきました。
そこらへんの心理的なからくりを今日は話していこうと思います。
違う意見→自分は間違っていると言われたor相手の意見が間違っている
自分と違う意見を否定しまいがちになるのは、結論から言えば2つの可能性が生じていると考えられてしまうから。
1つは「自分が間違っていると言われた」可能性と、もう1つは「相手の意見が間違っている」という可能性。
自分の意見が間違っていると言われたのであれば間違っていないことを主張したい。相手の意見が間違っているのであれば正しい答えを教えてあげたくなる。
こうして、相手を否定する理由が成り立ってしまうわけですね。
これから説明しますが、結局「自分の環境下で物事を考えている」から他人まで否定してしまうんです。
そもそも自分と他人は同じ環境でもないし、性格も違う
意見が違っていてもすり合わせをする必要はない。育った家や学校の環境、現在の状況、性格もきっと違う。
そうしたいろんな事情を抱えて現在生きているわけで、同じことについて話しているように見えても、お互い全く違うことについて話していることのほうが多い。
「サラリーマンがいいか独立したほうがいいか」という問いに対して、子供も奥さんもいて給料も良くて社内環境もいいAさんと、若いうちに独立して成功し悠々自適な生活をしているBさんの意見が違っていて当たり前だ。
「いろいろ事情がある」の効能
意見が食い違ってしまったときに「こいつにもいろいろ事情がある」と唱えるだけで良い関係が築けたり、自分を肯定する考えにもつながる。
これは相手の環境に目を向けるきっかけになるからだ。
「自分が間違っていると言われた」とか「相手の意見が間違っている」とかってのは、今の自分の状況環境から考えて間違っているということ。相手の環境のことは考えていない。
そういう考え方になる前に「こいつにもいろいろ事情がある」と唱えると、その答えを導き出した経緯や状況に目がいくようになる。
自分の環境下での考えだけになってしまっている人でも「無意識に」相手の環境に目を向けられるようになるのでお勧めの言葉です。
他人の考えを否定しがちになる理由
相手の環境が自分の環境と違うと気づいていないから、意見が違っていることがあり得ないと考えてしまうわけですね。
相手の環境に目を向けて知ることができると大概「あぁ、それなら理解できるわ」となるわけです。
自分には知らないことがある。相手の環境なんて完璧に知ることはできないですしね。
他人と意見が食い違って否定したくなったら「こいつにもいろいろ事情がある」と頭の中でつぶやいてみてください。おすすめです。
生きることが苦しいときに、気持ちが楽になるイラストを作っています

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