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自己肯定感とは、何を肯定する感覚なのか?

この記事では自己肯定感の概念を説明して行きます。

自己肯定感とは「現状の自分をそのまま肯定する感覚」ではありません。

本当の自己肯定感は、簡単に言えば「自分が感じたことが正しい」と思える感覚です。もっと言えば「自分の価値観や評価基準を完全肯定し、その事実を固定できる」ということです。

これは成長を止めることなく、自分にとって納得できる人生を作っていく考え方になります。

詳しくお話していきます。

 

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自己肯定感とは自分の感情・判断・価値観を肯定する感覚

自己肯定感という名前の通り、自分を肯定する感覚という意味は間違っていません。考えるべきことは、「自己」とは自分の何を意味しているのかということです。

自己肯定感の説明によくあるように「現状・ありのままの自分を肯定すべき」ということであれば、「現状の自分を否定するな」ということです。しかし、「もっと成長したい…!」という気持ちが「今の自分は納得できない…!」という「否定」の感情から来ていても間違っているとは言い切れません。

というわけで、「自己」とは「現状の自分」を意味しているわけではない、と言えます。

 

結論から言うと自己肯定感における「自己」とは、「自分の感情」「自分の判断・評価」「自分の価値観」を指しています

上の例で言えば、「今の自分は納得できない…!」という感情を肯定する、ということになります。

 

自分の感じること、判断を固定してしまえ!

上の例をもっと深く考えていきます。

「今の自分は納得できない…!」と思ったとします。そして、改善しようとしてみるも失敗することがほとんどです。3日ほどすれば「自分を変えることができるとは思えない…」という感覚が押し寄せてきます。

このループに陥って抜け出せない状態が一番辛いです。多くの人が、「納得できない」と「変えられない」を往復して苦しみます。この後どうするかが、自己肯定感の低い人と高い人の分かれ道となります。

この後の①自己肯定感が低い人と、②自己肯定感が高い人の考え方と行動を解説します。

 

①自己肯定感が低い場合

まず「納得できない」という自分の感情を否定します。「納得できない自分が悪いんじゃないか…」と考えてしまいます。

自己肯定感についての間違った説明の代表「現状の自分を肯定する感覚」。これは甘い言葉で読者を集めようとしてるんでしょうね。一瞬だけ「おぉ、それがあればもう頑張らなくても良くなる…!」と思わせPV数でも稼ごうとしているのでしょうwしかし、感情が納得していないのですから、現状の自分を肯定するなんてできるわけがない。

やっぱり自分に納得できないので、今度は「自分を変えることができそうもない…」という自分の判断・評価を否定します。「本当は頑張れば変われるはずだ!」なんて意気込んで、結局変わることができません。自己肯定感が低い人が頑張りすぎてしまうのはそのためです。

そうこうしているうちに、ループにはまってしまいます。成長もできず、自分に納得もできず、逃げては挑んで負けまくって還暦を迎えます。ちゃんちゃんこ。

 

②自己肯定感が高い場合

今から話す内容はかなり目からうろこなお話だと思います。私がこのことに気づいた時は「あっ!」と声を上げたほどでしたw

自己肯定感が高い人はまず「現状の自分に納得できない!」という感情を肯定します。納得できないものは納得できません。その感情が変わることは絶対にありません。

そして、「変えることができそうもない…」という自分の判断・評価を肯定します。「これは自分にはとても難しいことで、無理だ」という判断を肯定します。一度やってダメなら同じ過ちは犯しません。ってか面倒なので。無理なものは無理。頑張りとかじゃない。

そこで考えます。どうすれば自分にとって一番の選択ができるか。

1、諦める → 「自己肯定感が低い人と同じ?」と感じるかもしれませんが、全く違います。ループにはまって頑張ったり落ち込んだりを繰り返したりしません。きっぱり諦めます。「他のことに時間と労力を使おう!」と決めるということです。この判断には無限の可能性があります。

2、簡単な方法を探す → 「やり方が間違っていた」という仮説を立て選択肢の幅を広げます。無理なことに根性で挑んで何度も失敗するより賢明です。無理なことは無理。でも、「同じ結果を出せる別の簡単な方法はないか?」と考えるのです。私の経験上では大概ありますw自己肯定感が低い人は「頑張り」でどうにかしようとしていつまでも上手くいきません。そして、簡単な方法を探して成功していく人を「ずるい」なんて言ったりします。

3、その他 → きっと他にもまだまだあると思う。

 

違いがわかりましたでしょうか?この違いが「いつまでも同じ場所で変わらない人」と「どんどん何かしら変化して成長する人」の違いです。

もうちょっと深く掘り下げます。

 

自己肯定感が低い人と高い人の違い

両者の違いは2つだけです。

①自分の感情や判断を肯定できるか?

②肯定した感情や判断を「肯定」に固定できるか?

ということです。

①はそのままです。思ったこと、感じたことを完全肯定できればブレません。

 

②は「一度肯定した考えや判断を、永遠に変更しない」ということです。

自己肯定感が低くても、瞬間的に感じたことや思ったことを肯定することができる人は多いです。しかし、少し時間が経って、壁にぶち当たったりすると、「ん?実は前に感じたことは間違いだったんじゃないか?」とか思って同じことを繰り返します。過去の自分が判断したこと、感じたことを否定してしまうわけです。これが一番良くない。感情や判断、考え方は3日じゃ絶対に変わりません。1年たってもほとんど変わりません。3年くらいでちょっと更新を考えてみてもいいかな?くらいです。

自己肯定感が高い人は、過去に感じたことや判断したことを記憶しておき、「これは以前ダメだったからもうやらない」「これは一度上手くいったからもう1回やろう」と、一度感じたことや判断したことを簡単には変えません。

 

さて、現実的にはどんな差が生まれてくるでしょうか?

 

圧倒的な情報量の差が生まれる

自己肯定感の低い人と高い人の差は、結論から言えば「情報量」です。

同じところでぐるぐる回っている自己肯定感の低い人は、一度ダメだったことを何度も繰り返します。同じ方法&同じ知識で、いつまでも変わることがありません。

何かしらどんどん成長していく自己肯定感の高い人は、一度ダメならその方法や知識は使いません。それどころか、諦めて全く別のことに自分を進ませるという選択肢まで合わせ持っています。

 

この違いは圧倒的な情報量の差を生み出します。

無理と判断したら同じことをしないですぐに新しいことを探すので選択肢の数が違います。選択肢の数のぶん、方法と知識の量が違います。少ない時間で結果を出せるから経験の量が違います。結果と経験のおかげで人脈が広さが違います。

一度感じたことや、判断を変えないだけでこれだけのものが差として現れるのです。

 

憧れのあの人は、どうして憧れられるのか

自己肯定感が高い人は何でもできちゃうスーパーマンじゃありません。自分の感情や価値観、そして能力や性格や才能まで考慮した上で「これは無理」「これはできない」「これは好きじゃない」という判断を完全肯定して固定した上で「こんな自分でも上手くいく方法を探そう」って思考回路になっているので、「狙ったものじゃない無いんだけど、何か上手くいってて自慢できるものがたくさんあるよん♪」という状態なのです。

周りから見たら「この人はすごい。素晴らしい才能を持っていて、努力家だ…!」と見えるかもしれませんが、その人は「できないと判断したことを何度もやらない」からの→「自分でもできるような方法を模索し続ける」ということにつながり→「最悪、どうしようもなくなったら諦めて別のことする」を通って→「必ず何かしら上手くいく!」にたどりついた人です。

その大元にあるのが「高い自己肯定感」です。

そして自己肯定感が高いということは、「自分の価値観や評価基準を完全肯定し、その事実を固定できる」ということです。

 

THE DIARY OF YOUでは自己肯定感の全知識をまとめたページを制作しています。自分の感情と価値観、自分にとって「良い生き方」とは何かについて知りたい方はぜひこちらをお読みください自己肯定感の全知識~自分だけの「良い生き方」を見失うな!~

自己肯定感を高める方法

最後に、自己肯定感を高める方法を書いておきます。

「感じたことや判断を肯定し、メモして、メモを信じる。」

です。

「〇〇ができないのは納得できない」 → 肯定 → メモ → 変更不可!

「△△の方法では改善しなさそう」 → 肯定 → メモ → 変更不可!

「◇◇の方法では改善しなさそう」 → 肯定 → メモ → 変更不可!

「〇〇を習得するのはもう疲れました!諦めた方がいい!」 → 肯定 → メモ → 変更不可!

※「諦めたほうがいいんじゃないか」ではダメです。それは自己判断ではありません。それくらいならまだやれます。自分で良く考えて、「これはもう諦めた方がいい」という明確な判断を下します。

 

…こんなふうにメモを続けていくと、いつかどこかでメモに書かなくていい時が来ます。

最後まですーっと上手くいってしまって、メモ使わなかったなって時がきます。

必ず来ます。

 

あと、メモに書いた分だけ色んなことが上手くいく可能性も高くなります。

メモに書くことには共通点があって、同じようなことをしないようになります。

上手くいく方法が自然と思いつくようになるんですね。不思議ですが。

 

ちなみに私は今でも音楽をやっていますが、先に経営で成功してしまいました。

過去を振り返ると、高校卒業後から20代前半まで、自己肯定感が低かった時期があったんだなとわかります。経営で上手くいったことで音楽をする時間や、ゲーム実況やったりもしていて(笑)本当にいろいろなことを活き活きとやれているように思います。

あなたも自分の感情、判断を肯定し、長期間固定することで、自分を確立してくださいね。きっとあなただけの素敵な未来が訪れるはずです。

 

注意ですが、これは自分に対してだけです。自分の感情や判断を他人に押し付けることは絶対にやめましょう。他人には他人の領域があります。他人の「自己判断」「自己肯定」の領域には絶対に踏み入ってはいけません。これが尊重・共存です。

 

本記事は以上です!次回もお楽しみに!

 

 



生きることが苦しいときに、気持ちが楽になるイラストを作っています



「THE DIARY OF YOU」は生きることが苦しいときに見ると気持ちが楽になるイラストを制作しています。「人生がつまらないと感じたとき」、「夢や目標のせいで苦しくなったとき」、「他人と一緒にいると落ち着かないとき」、いくら考えても頑張っても不安や痛みがとれない時に見て、必要以上の自己否定を止めて前向きに進んでいけるようになってもらいたいという願いを込めています。

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