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自己肯定感が低い5つの行動パターンと対策方法を具体例で解説

このページでは自己肯定感が低い人の具体的な例を出し「どうして自己肯定感が低いのか」を説明しつつ、対策方法も一緒に解説していきます。

自己肯定感の「自己」とは自分の感情や価値観を指しています「現状の今のままの自分」ではありません。自己肯定感が高い人は、感じたことや価値があると思うことを肯定することができる人です。逆に「〇〇だと思う、だけどそれではいけない」と否定してしまうのが自己肯定感が低い状態だと言えます。この基本を理解しておくと、自分にとって最高の行動を選択していく指針となります。「何をすればいいかわからない」「どう振る舞えばいいかわからない」ということもなくなり、成長を促し、良い人間関係を築くことができるようになります。自己肯定感の基本はこちらの記事をお読みください→自己肯定感とは、何を肯定する感覚なのか?

それでは、自己肯定感の低い人の行動パターンと対策方法を具体例で解説していきます。

 

※自己肯定感の全知識をまとめたページを作成しました→自己肯定感の全知識~自分だけの「良い生き方」を見失うな!~

自己肯定感が低い人の5つの行動パターンと対策方法

①褒められた時やお祝いしてもらった時にどう反応していいかわからない

褒められたり、お祝いをしてもらった時はどんな感情が出てくるでしょうか。「嬉しい」「楽しい」「ありがたい」などの良い感情と一緒に「恥ずかしい」「申し訳ない」というちょっと息苦しい感情が出てくる人もいます。状況や場合にもよって「嬉しい」とか「ありがたい」という感情が湧かなったりすることもあるでしょう。そんな時は「相手の好意を足蹴にはしたくない」と感じたり、「もらったことに対してのお礼は言っておきたい」と感じたりもします。どれも人それぞれの感情であり、感じてしまうこと自体が悪いということはありません。

しかし、褒められたりお祝いをしてもらった時に「どうしたらいいかわからない」「どう反応するべきなのか?」と悩んでしまうのは、自己肯定感が低くなっているサインです。

自分の感情を肯定できない状態ということは、「感じたことが間違っている可能性があるという」不安がいつも付きまとっているということです。嬉しくても「こんな嬉しい気持ちになったらダメだ、後で悪いことが起こるかも」って考えたり、恥ずかしいと思っても「恥ずかしいなんて思うべきじゃなくて、もっと喜んで感謝しないといけないのに…」と考えてしまいます。

対策方法:相手に待ってもらうつもりで、とにかく自分がどう感じるのかを詳細に深堀りしてから行動しましょう。はじめは時間がかかると思いますので反射的に言動に変えることはできませんが、相手に待ってもらっても構いませんので、自分がどう感じているかを把握してから行動に移しましょう。「嬉しい」「恥ずかしい」「お礼が言いたい」「あからさまに喜ぶのは嘘くさいから嫌だ」「すぐにでもお返しがしたい」「自分もみんなを喜ばせたい」「泣きたい」「幸せだ」「息苦しい」…なんでも出てくることは肯定しましょう。それから一番の選択肢だとおもうことを自信をもってやりましょう。間違ったら、次に活かせばokです。

 

②自分が間違ったことをしていないか、いつも心配している

行動や考え方の指針が無い状態です。「何が正しいのかわからない、」ということですので、①の理由と同じことになっています。

自分の感情や価値観にとって一番良い状況を作る、というのが幸せだったり、成長を促します。しかし、自分の感情や価値観を肯定できず、優先することができないため、他人の機嫌をうかがってみたり、社会的な常識を引き合いに出したりします。しかし、自分の感情にプラスにならなければ、誰の機嫌をよくしても、社会的に良い行動をとっても、自分にとっての「良い状況」「良い感情」は生まれません。

「他人の感情を考えるべき」「社会の常識」がいつでも自分にとって良い言動に当てはまるわけじゃありません。逆も然り。いつも自分の感情や価値観を指針にできていないと、何が正しいのかわからず「いつも何かを心配している」状態になります。

対策方法:不安になったら自分の感情と価値観にすがってしまいましょう。行動の指針はいつでも「自分の感情と価値観」であるべきです。それが自分だけの幸せや良い状態を生み出します。「自分がどう感じるか」を徹底的に考えましょう。どうしたら良いかと考えずに、感じていることをすべて吐き出し肯定します。何が好き、何が良いはもちろん、苦しいこと、辛いこと、難しいこと、できなさそうなことも含めてです。現状は他人の機嫌をうかがっておくのが良さそうだ、と感じるならそれも肯定しましょう。社会の常識を守って無難にこなすほうが良さそうだ、と感じるならそれも肯定です。場面によって、自分の感情と価値観をくまなく吐き出し、それらにのっとった行動を選択できれば良いでしょう。

 

③きっと自分には無理だろうと考えた後、行動が止まる

行動が止まって、何もできなくなるのは自己肯定感が低くなっているサインです。典型的な例として「きっと自分には無理だろう」という感情と、その逆側に「〇〇がしたい」「〇〇をやってみたい」という感情がある場合です。自己肯定感が低い場合、このどちらの考えも否定しながら何度も同じ考えを繰り返します。「〇〇がしたいなぁ」→「だけど、自分には無理だよなぁ」→「無理だろうから〇〇はしたくないなぁ(これが否定)」→「やっぱり〇〇したいから、頑張ればできるかなぁ(これが否定)」→「でも無理だろうから〇〇はしたくないなぁ」という繰り返しです。感情を否定するため、考えが堂々巡りで、行動が止まります。

対策方法:「自分には無理」という感情を忘れないようにしましょう。自分には無理と思ったとき、「悔しさ」や「悲しさ」も生まれます。これも絶対に肯定しましょう。無理なものは無理です。苦手なことは苦手です。生まれ持った容姿を変えることもできない場合が多いでしょう。無理なことを「無理なんて思うからいけない」と否定すると、無理なことを頑張ってどうにかしようとします。

自己肯定感が高い場合、「この方法は自分には無理」と細かく自分の感じたことを分析することができるようになります。同じ結果を出す別の方法を考えたり、諦めてほかの価値を伸ばすことに時間と労力を使ったり、選択肢を増やすことができます。無理だとわかっていて同じやり方にこだわって、できることに気づけないまま何も前に進めることができない状態が一番人生をつまらなくさせます。「無理」という感情の肯定、「〇〇したい」という感情の肯定、たくさんの感情に目を向けてすべてを肯定した上での選択肢が一番の結果を生み出します。

 

 

④誰かに嫌われていないか、一人でいる時にも悩んでしまう

自分の部屋で一人の時にも「誰かに嫌われていないか」という悩みがつきまとってしまう状態は自己肯定感が低い可能性が高いです。感じたこと、どうしたいかを決められない状態です。

例えば、「あの人に嫌われているかもしれない」と考え、いつまで経ってもそのことが気になって、やりたいことややるべきことに集中できなかったりします。そして、今は連絡を取ったり、何かアクションするべきではないのに電話をしてみたりLINEで連絡をとってみて、嫌われているかどうかの確認をしてしまい、さらに面倒に思われてしまうなんて経験がある人もいるでしょう。「あの人に嫌われていそうだな」という感情だけにとらわれてしまうんですね。本当はよーく観察すると他にもたくさんの感情があるはずですが、そのことに気づくことができずに「嫌われていないかどうかの確認」を優先して、良い方向にさらに悪い方向に向かってしまいます。

対策方法:「嫌われていそうだ」と感じたことを肯定して、さらに深堀りしましょう。「嫌われてしまったかな…嫌だなぁ」といつまでも同じ感情にとらわれてしまってはいけません。自分の中には無数の感情があなたに見つけてほしがっています。具体的には「嫌われていそうだ」という感情の他に、「時間を置いた方が上手く話せそうだ」「しつこいのは余計に嫌われそうだ」「相手が喜ぶ何かを用意してから話してみよう」などなど、人それぞれに「こうしたほうがいい」と思うことがあるはずです。自己肯定感の低い人は「〇〇かもしれない」という不安があるとその感情以外、考えられなくなる傾向があります。自分にはたくさんの感情があって、それらを全て把握してから行動すれば必ず上手くいきます。まずは自分の感情をくまなく吐き出すことで、自分にとって最高の行動ができるようになります。

 

⑤結果が出ないのに頑張りすぎてしまう

結果が出ないのに同じことを続けてしまうのは自己肯定感が低い可能性があります。「いつまで経っても夢が叶わない」「目標に近づいている感じがしない」という状態でも、やり方を一切変えずに同じことを続けてしまうことがあります。これは「無理だ」と感じているにも関わらず、その感情に対して何も対策していない状態です。

夢や目標をいさぎよく諦めろ、という話ではありません。「この方法では無理かもしれない」と感じたときや、「これは自分には難しい」と感じたときに「自分がダメだから」とか「頑張っていないから結果が出ない」と決めつけてしまい、「無理」「難しい」という感情を否定してしまいます。とにかく頑張ることで解決しようとするのですが、人には人の性格や才能、興味の違いがありますので、無理なことは無理ですし、難しいことは難しいです。頑張ったところでどうにもならないことに、頑張って対処しようとするので結果がでません。この状態は自分の感情や価値観を肯定できないことが原因となっている場合が多く、自己肯定感が低い人によくある状況です。

対策方法:「難しいこと」「できないこと」「嫌いなこと」をメモして、同じ結果が出る違う方法をしましょう。夢や目標を達成する方法1つとは限りません。同じ結果が出る違うやり方がある場合がほとんどです。私も結果が出ないときに、同じやり方に執着してしまった経験が何度もありますが、自分の感じたことをしっかり把握してから別の方法を探すと「なんだ、こんなことに何故もっと早く気付かなかったんだ」と感じることが多かったです。人によって「やりやすい方法」「簡単なやり方」は大きく違います。良い結果を出した人を目標にすると、どうしても同じやり方で同じ結果を出そうとしてしまいます。はじめはそれで良いと思いますが、少しずつ自分のやり方を見つけていかなければいけません。

何が「難しい」のか。何が「できない」のか。メモするだけで、同じ間違いを繰り返さなくなります。頑張ることで乗り越えるのは、自分にとって最適な方法が見つかってからです。やりやすい状態で頑張るからさらに結果がでます。まずは頑張るよりも、感じたことを肯定して把握すること、つまり自己肯定感を高めることから始めましょう。

 

 

注意!こんな行動は自己肯定感が低いことが原因じゃない

ここまでで「自己肯定感が低い」というのはどんな状態なのかがわかってきたと思います。今度は逆に、「自己肯定感が低いんじゃないか?」と勘違いしがちな状況を解説していきます。

 

すぐに他人を批判したくなる

他人を批判したくなること自体は間違いではありません。むしろ、「それじゃダメだ」と思うことは、自分が感じていることですので肯定しておきましょう。しかし、実際に他人を批判してしまう、嫌な言い方をしてしまうのは注意が必要です。「それじゃダメだ」と感じるのとは別に、注意深く自分の感情を観察してみましょう。「ここで批判したら良いコミュニケーションが取れなくなる」「批判したところで変わらない気がする」などなど、ゆっくり考えてみれば感じることはたくさんあるはずです。他人を批判したくなることを肯定したら、まずは心の中に温める。そして他に感じたことが無いか確認してから最善の言動を選択していきましょう。

 

簡単な楽しみばかり求め、大きな目標を持たない

「自己肯定感」とgoogleで検索すると、自己肯定感が低いタイプの特徴に「軽い楽しみばかりで、ほんの少し難しいだけで手を出さない」というものがありました。すぐに手に入る楽しみを求めるのは何も間違っていません。「簡単な方がいい」、そう感じたのなら、感じたことを否定する方が自己肯定感が低いです。

また「少し難しいと感じたら手を出さない」に関しても素晴らしく自己肯定感が高い証拠だと思います。「少しでも難しいと感じることには手をだしたくない」と感じたことを、完全肯定できている証拠です。「他人が難しいと感じることをやり遂げたい」という感情があった場合には対策をとらなければいけませんが、「難しいことはやりたくない」という感情は誰かが否定できるようなものではありませんので、安心して肯定しましょう。

 

努力しない、本気を出さない

「努力したくない」「頑張りたくない」と感じることも何も問題ではありません。難しいことや、時間・労力がかかることを避けるのは「当たり前」のことです。「努力して目標を達成したい!」と感じる人がそうすればいいだけです。「努力は嫌いだけど、今回は努力で乗り越えられそうだ」と感じて仕方なく努力するのも、自分の感情をしっかり把握できているうえでやっているので、自己肯定感が高い良い選択をしています。

逆に、「努力や難しいことは嫌い」と感じているにも関わらず「努力しなくては行けない」とか「難しいことに挑戦することが成長につながる」とか、ただの固定観念に動かされるほうが自己肯定感が低い状態です。自分では感じていないのに、どこかで聞いた言葉にすがって「きっとそうだ」「そうじゃなきゃいけないんだ」と考えてしまうのは、自分の感情を無視して、社会的な常識や、他人の価値観に振り回されている状態です。自分にとって最高の選択をするためには、感情や価値観以外に頼れるものはありません。

 

良い人を演じる

「今は当たり障りなく、常識の範囲内で動いた方がいい」とか「相手を傷つけないようにした方がいい」など、「良い人」を演じることは間違いではありません。「今はこうしたほうがいい」と感じた上で、自分で選択した行動です。感情に従って動いていますので、自己肯定感が低いわけではありません。

逆に「批判されたり、嫌われるのは嫌だ」と感じているにも関わらず「正直にならなければいけない」とか「嫌われるくらいじゃないと目立たない」などの別の感情を押し切ってしまう方が自己肯定感が低いです。たくさんの感情を両立させて、すべてを肯定しながら行動を選択する人が、自己肯定感の高い人です。感じたことの1つでも無視してしまえば、自己肯定感は低くなります。

 

どうして〜さんのようになれないんだろうと落ち込む

他人と比べること自体が自己肯定感が低い証拠にはなりません。むしろ「他人と比べて自分の能力や結果が低いことが悔しい」と感じたのであれば、感じたことを肯定すべきです。この場合、自己肯定感が低いと「他人と比べてはいけない」「別に悔しくない」などと自分の感情を否定してしまいます。本当は「悔しい、同じようにやってやりたい」と感じているのに、いつまでも結果を出せずに、しかも頑張っている状態が続いてしまうという悪い循環が生まれます。

それならば、「あいつみたいになれなくて悔しい」を完全肯定し、「同じやり方で同じ結果を出すのが難しい」という感情も肯定し、ほかのやり方で同じ結果が出る方法を探したり、すっぱり諦めてほかに自分のできることを探したりすることで、何かしら自分のできることの範囲で常に結果を出していくの自己肯定感の高い人の行動パターンです。悔しくて落ち込む自分を肯定しなければ前に進まないということです。

 

自慢話をしてしまう

自分の出してきた結果を話すことが、その場にどう影響するかを考えているのであれば、自慢話が悪いことと決めつけるのは間違いです。自慢話というのは、言い換えれば「自己アピール」です。しっかりと自慢しなければいけない場面がありますし、日本人の苦手と言われる部分でもあります。場面と状況を考えて、自分にとって「自慢話をしておくべき」と感じるのであればした方がいいのです。

逆に、自分の状況が悪くなるにも関わらずうっかり自慢話をしてしまった、ということであれば良くないです。自慢話をすることが自分にとって「人間関係の悪化」や「他人からの評価を下げる」と感じるのであれば、その感情を肯定してやらないようにしましょう。また、「人間関係の悪化」や「他人からの評価を下げる」ことをあまり気にしない人が「自慢話はやめるべき」と固定観念を持つ方が、自己肯定感の低い考え方です。

 

他人からどう見られているかに敏感

自分がどう見られているか気にする人を「自意識過剰」なんて言いますね。日本人の悪い言葉の使い方だと思います。自分がどう見られているかが気になると感じるなら、その感情は肯定すべきです。「かっこよく見られたい」「かわいく見られたい」などの感情を「嫌らしいことだからやめるべき」ともっともらしい「善」にすがることが、自己肯定感の低い人の考え方です。

「かっこよく見られたい」と感じ、「そう考えていると悟られるのはカッコ悪い」と感じ、「上手くカッコよさをアピールしなくちゃ」と感じること。これらすべてを肯定するのが自己肯定感の高い人の考え方です。感じたこと全てを肯定し、すべてを大切にした言動を選択していくから、自分にとって良い状況を作り上げることができるのです。

 

まとめ

「自分の感情を詳細に観察しない」「1つの感情のために他の感情を犠牲にする」「もっともらしい格言や名言、教えにすがって感じたことを否定する」。これらが自己肯定感の低い人の共通点です。私たちは、自分が幸せだと思える状況を作るために行動を選択していきます。選択をするには自分の感情や価値観を大切にしなければいけません。細かく感情を観察し、出てきた感情をの全てを殺さずに、他人や社会の考えとは独立させて肯定する。これができれば自己肯定感は高くなり、自分の目的や夢を達成したり、生きることが楽になっていく原動力になっていきます。

 

今回は以上です、次回もお楽しみに^^



生きることが苦しいときに、気持ちが楽になるイラストを作っています



「THE DIARY OF YOU」は生きることが苦しいときに見ると気持ちが楽になるイラストを制作しています。「人生がつまらないと感じたとき」、「夢や目標のせいで苦しくなったとき」、「他人と一緒にいると落ち着かないとき」、いくら考えても頑張っても不安や痛みがとれない時に見て、必要以上の自己否定を止めて前向きに進んでいけるようになってもらいたいという願いを込めています。

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